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2008-09-18

タイムカプセル

先日、中学の同窓会がありました。大学生になったいま、友達やちょっと憧れてた人など、みんな大人になっていて、なんだか不思議な気分でした。中にはあの人誰?って人もいましたが、私の仲良くしてた子達は面影がけっこうあって、すぐに分かりました。しばらくいろんな人と話してなつかし合っていましたが、一番仲の良かった子、奈々子の姿が見えませんでした。会えるのを楽しみにしていたので、すこしがっかりでした。
「さゆり!久しぶり!お前、かわったな~、てゆうか綺麗になった?」
「うそ~、ほんとに?吉田君もちょっとおとなっぽくなったんじゃない?」
「だろ~!もう堂々とエロビデオ借りれるんだぜ!」
「もぉ~、相変わらずばか言ってるわね。ところでさ、奈々子みてない?来てないのかな?」
「奈々子って、木村奈々子?」
「うん、昔わたしといっつもつるんでたじゃん?」
「ああ、おまえ知らなかったのか?」
話をきくと、奈々子は2年前に事故にあって亡くなったとの事でした。ショックでした。会わなくなって久しいとはいえ、中学時代の親友に、もう会えないと思うと、泣いてしまいそうでした。

それから、お酒も沢山飲んで楽しもうとしましたが、なんだか沈んでしまい、ブルーな気持ちのまま同窓会は進んでいきました。そのうちに幹事の人がタイムカプセルをあけようと言いだし、大きな缶箱が広げられました。中には、名前の書かれたガチャガチャのカプセルがいっぱい入っていました。そういえばそんな物もあったなと思いながら、それぞれに配られるカプセルを手にしました。中には自分に宛てた手紙が入っていました。

<将来のわたしへ。元気にやってますか?夢だった英語の先生にはなれましたか?彼氏はいるの?てか、もしかしてもう結婚してたりして。私の事だから一人でぶらぶらしてそうな気もするけど。まあ、元気でいればそれでよし!じゃあな!がんばれ私!>

なんだか、元気いっぱいの手紙を読んでたら、少し気が晴れてきました。ほんとにあの頃は悩みゼロって感じだったな、、

感慨にふけっていると、吉田君が声をかけてきました。
「さゆり。これ木村の分。お前見てやれよ」
そういって奈々子の名前の書かれたカプセルを渡されました。
「うん、、」
渡されたカプセルは、なんだか奈々子のにおいがするようで、また胸が熱くなっていくのを感じました。

カポッ

中の紙には、短く、小さい字で、ひと言だけ。


<さゆり死ね>


そう書かれていました。

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theme : ホラー・怪談
genre : 小説・文学

tag : ホラー 怖い話

2008-09-18

初めまして

初めまして。紋白蝶<モンシロチョウ>と申します。私は恐怖に取り憑かれており、自ら求め続ける者であります。私の集めた怖い話などをしたためていきますので、感想などお聞かせ頂けると嬉しいです。お友達やリンクを貼って下さる方も大募集です。ご気軽にどうぞ。
プロフィール

紋白蝶

Author:紋白蝶
香川県在住の妄想家です。
趣味は読書、ゲームなど。
日々人間の恐怖を探求中、
たぶん普通の人です(汗)
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