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2008-10-11

プリンちゃん

「今日はぁプリンちゃんの命日なのぉ」
キャバクラ嬢のユメさんは悲しそうな顔で話してくれた。
アニメ声のためか芝居がっかってみえた。
<飼っていた犬でも死んだのか?>と尋ねると、クイクイと頭を横に振り、うつむいてしまった。
自分の子だと言った。
ユメさんは去年流産しており、今日がその日なのだという。

その日、ユメさんは流行のインフルエンザにかかっており、自宅のアパートで寝込んでいた。
「先生からホンコンA型って言われたぁ。ユメ、O型だから違うっ!て言ったんだけどぉ」
夜になり、ふらふらする体で店に出勤したという。
処方された薬が効いている間はよかった。
「なんかねぇ、私ってお酒飲んでる方が調子良いみたい」
いつも以上にフワフワする感覚が面白かった。
閉店になる頃にはグデングデンに酔っていたという。

閉店後、店の女の子達とカラオケに行ったのだが、いつ帰ってきたのかは覚えていなかった。
気がつくと自分のアパートで、着替えもしないまま布団にくるまっていたのだという。
「なんじごろだろぉ、、ユメってばお腹痛くって、目が覚めたんだけど、」
体をおこす事ができなかった。
脂汗で服はグッショリと濡れてしまい気持ち悪かった。
「すっごい痛くて、そのまま気を失っちゃったのかなぁ?」
目が覚めると昼すぎだった。
股間のあたりがヌルヌルと濡れていた。
「おもらししちゃったのかと思ったぁ」
布団が真っ赤に染まっていた。
「ユメ、ビックリしてぇ体起こしたんだけどぉ、」
自分の血だと分かった。
太ももに着いた血が乾きはじめており、筋のような模様を作っていた。
赤いシミと一緒にブヨブヨとした物がいくつかあった。
「ポッチンプリンをぐちゃぐちゃっ!てした感じ。つまんでみたら小ちゃい足が生えてるのぉ」
心当たりは無かったが自分の赤ちゃんだと理解できた。
ユメさんのお腹は出てきていなかった。

その後病院で見てもらうと、妊娠早期の段階だった事がわかった。
父親は誰だか分からないという。
「ちゃんと出て来れなくて可哀想だったからぁ、、わたし、名前つけてあげたんだぁ!」
そう言うとユメさんは携帯の写メを見せてくれた。


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紋白蝶

Author:紋白蝶
香川県在住の妄想家です。
趣味は読書、ゲームなど。
日々人間の恐怖を探求中、
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